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平成から令和へ~時代の変わり目にあたって【社長BLOG】
もうすぐ元号が変わりますね。
歴史上、元号が変わる時は時代の変わり目になってきました。今は元号改変の独特の高揚感に社会全体が包まれている感じがありますね。
私は、新しい時代への期待感とは裏腹に、今後、これまで社会の底流に潜んでいた様々な歪みが表面化するだろうと思っています。
私は未来に対しては楽観的です。
ただそれは、20世紀型の右肩上がりの経済至上主義的な価値観がこれからも続くという意味ではなく、いちど価値観の崩壊が起きてからそれでも再生するだろうという意味です。
人間とはそんなに簡単に変わる生き物ではありません。やや過激な言い方かもしれませんが、日本は落ちるところまで落ちて、旧時代の人間が社会・経済の中心から退出し、社会全体のマインドセットが変わらないと、新しいものは生まれないと思っています。
いずれにしても、時代は確実に「不確実な時代」に入っていくでしょう。
食・水・エネルギー、人間が人間らしい営みをするのに最低限必要な暮らしのインフラの自給率を高めて、それらを次世代に受け継いでいく必要性はますます高まっていくでしょう。そのためには、国や都道府県単位では大きすぎ、市区町村レベルの「地域」から、新しい現実を実際に作って見せるのが最も近道だと思っています。
弊社たまエンパワーは、創業5年目の今年、ソーラーシェアリング事業をスタートします。農地の上で太陽光発電を行うと共に、農業を行う法人「㈱さがみこファーム」を設立、本格的に農業に参入します。
同社では「食と、自然エネルギーを、すべての人と。」を標語に、土地固有の風土や文化を尊重しつつ、老いも若きも、子育てママも障がい者も学生も、多様な人たちを巻き込みつつ、テクノロジーを駆使したエネルギー循環型の新しい農業にチャレンジします。詳しくは追って正式にプレスリリースします。
平成から令和という時代の変わり目に際し、昭和・平成時代の常識がいよいよ通用しない時代に突入していきます。
令和時代は新しい世代が担っていくのだろうと思いますが、彼らが思いきりその枝葉を伸ばせるよう、少しでも土を耕しておくことが私たちの世代ができるささやかな役割だとも感じています。