News / お知らせ

<戻る
2020.01.01

「代表取締役山川より新年のご挨拶」

新年謹んでご挨拶申し上げます。

2020年年頭に際し、所感を申し上げます。

2019年は、台風15号、台風19号が相次いで関東地方に上陸するなど、災いの多かった2018年に続き、気候変動の影響を強く実感する年になりました。
大規模停電が頻発し、従来の中央集権型の電力システムの限界が露呈すると共に、地域に分散する小さな太陽光や蓄電池が各地で大活躍しました。

電気・水道といったライフラインを災害時に確保することは、個人や企業レベルでも、自治体・国レベルでも、今や最も優先すべき課題です。

世界では気候変動危機に対して、脱炭素社会構築に向けて社会・エネルギーシステムの変革が急速に進行しています。
この潮流は不可逆ですが、日本の政治やビジネスはこうした世界潮流に極めて鈍感で、この10年で世界に大きく遅れを取ってしまいました。

私たちは、今こそ化石燃料に執着するのではなく、自然の力を最大限活用した社会づくりを進め、世界をリードする存在を目指しましょう。
そのために、私たち大人が、それぞれの立場で、「できない理由を探すのではなく、実現するために何をすべきか」を考え、行動しましょう。

弊社は「再生可能エネルギー100%社会をつくる」ことを理念に掲げ、創業間もなくから自家消費の太陽光発電に取り組んで参りましたが、昨年は同分野の仕事が大幅に増えた年でした。
2020年の今年はそれをさらに一歩進め、高圧施設の自家消費太陽光の受電盤設計・施工分野の事業を拡大します。新サービスを年度内にリリースする予定です。

また昨年は「食とエネルギーを自給するまちをつくる」をコンセプトに、農業法人さがみこファームを設立、相模原市初となるソーラーシェアリング施設の建設と農業生産に一歩踏み出した年でもありました。
栽培方法にもこだわり、大粒で甘いブルーベリーを生産し、将来的に観光農園化を想定しています。
食とエネルギーが相乗効果を生み出す事業展開を企てています。こちらも乞うご期待ください。

弊社は子どもたちの世代によりよい環境を残せるよう、エネルギー事業を通じて貢献してまいります。
今年もどうぞよろしくお願いします。

たまエンパワー株式会社
代表取締役 山川勇一郎