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2020.03.29

土地を注意深く観る【社長BLOG】

東京に自然エネルギーの森をつくる・たまエンパワー代表の山川です。

コロナウィルスが世界的に猛威を振るっていますね。
東京オリンピックの延期が決定し、東京の感染者は連日40人越えでオーバーシュート寸前、週末は「外出自粛」の要請が東京都知事から出るなど、事態は刻一刻と変化しています。

そんな中、さがみこでブルーベリー栽培がスタートしました。

こういう時だからこそ、何かを植える、育てる、といった未来に向けた歩みをやめないことが大事だと強く感じます。

そんなことで、この1週間は準備で現場に詰めていましたが、1週間ずっと現場にいると、晴れの日、曇りの日、雨の日、無風の日、強風の日など、様々な気候に直面します。今日は季節外れの雪です。すると、同じように見えても場所によって風の吹き方や日の当たり方などが全く異なることがだんだんと見えてきます。

このエリアは非常に風が強いと地元の農家さんから言われていましたが、一昨日は強風で小屋の屋根が危うくすっ飛びそうになりました。しかし、どこも一様に風が吹いているわけではなく、30m先の第2期シェアリング建設予定地は同じ時間でもほとんど風を感じません。三方が森に囲まれた窪地だからです。湿気や日の当たり方も場所によって全く違います。これらは草の生え方を見てもわかります。

野生動物についても同様です。イノシシ、シカ、タヌキ、etc...サイトの中には様々な動物のフンや足跡が残されています。いつ誰がどこからきて何をしているのかがわかれば、作物を動物から守る対策の勘所が掴めます。

個人的な話をすると、私は20-30代の頃にプロの自然ガイドをやっていたので、自然との付き合い方という意味では多少の素養はありますが、知れば知るほど奥の深い世界だと感じます。
私たちがやる農業は「ポット養液栽培」という自然農法とは少し違った方法論ですが、自然の中で育てる以上、まずはその土地を注意深く観察し、特性を良く知ることが重要で、それは(完全に閉鎖系の植物工場などを除けば)どの農法も変わらないと思います。

私たちは、農業へは新規参入の新米農家ですが、相模原の自然に向き合いつつ、私たちなりの色を加えながらおいしいブルーベリーを安定栽培できるようにチャレンジしていきたいと思っています。

食とエネルギーの自給へのチャレンジは始まったばかりです。今後も乞うご期待ください‼

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