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2020.03.01

【開催速報】エンパワーライブ寺子屋#8 永瀬賢三×山川勇一郎

今日のエンパワーライブ寺子屋#8のゲストは永瀬賢三さんでした。

永瀬さんは「東京のガラパゴス」板橋の商店街で、コワーキングとカフェを併設したotonari stand & works、築103年のお米屋さんをリノベーションした「板五米店」の運営をしながら、㈱向こう三軒両隣社でまちづくりや電力事業に取り組まれています。

マンション開発で「地元が地元でなくなる」感覚を持った永瀬さん。商店街で廃業した銭湯の再生に取り組みますが、力及ばず銭湯は解体されてマンションが建ちました。その時に「もっと本気になったらできたんじゃないか」との思いを抱いたそうです。
そんな経験を経ながら、地域電力めぐるでんきのメンバーをはじめ、様々な新しいつながりがotonari stand & worksの開店、ずっと閉まっていた板五米店につながっていくことになります。

その原動力は「好奇心」。「誰かが腹をくくって取り組んだら地域はどこまで変わるのだろう?」と、自分が率先してリスクを取って動くことで、実際に閉まっていたシャッターが開き、まちは変わっていっています。
そんな永瀬さんが思うまちづくりとは、新しい何かを作るというより、「そこに住んでいる人が今あるものを認識し合う、お互いの存在を認識し合うようなもの」だと言います。とても興味深いです。

実際に永瀬さんのところにはいろんな人が訪れます。
御用聞きのような形で、この人とこの人を繋げたらおもしろいんじゃないか、と自然とまちの色んな人をつなぐ役割を果たしています。

出る杭は打たれるのではないか」という質問には、「打たれまくってます」とのこと。
とても印象的だったのは、
古くから商売をやっている人たちに「わかってもらおうというのは傲慢」で、「黙認してもらうことがゴール」との言葉。
黙認してもらって、やってみて結果を出せば、時間はかかるかもしれないけれどおのずと変わってくるとのこと。

コロナで町は「激変した」そうです。
人が減ったかと思いきや、逆に「人があふれかえった」とのことです。驚きですが、確かに商店街には自粛期間中も人が常に往来し、昔からやっている豆やさんとかには安定して変わらずに人が来ていたとのことで、商店街が生活に欠かせないインフラだという事を実感したそうです。

参加者からもたくさんの質問が出て、永瀬さんの人柄と今までのチャレンジが肌感覚を以て伝わってきました。

あっという間に1時間半が終了。
次回はいよいよ最終回です。

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