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【開催速報】エンパワーライブ寺子屋#7 木村太郎×山川勇一郎
今日のエンパワーライブ寺子屋#7のゲストは木村太郎さんでした。
オーロラやマチュピチュなどの海外の個人向けエコツアーをやりつつ、大阪で幼児~中学生までの学び舎を運営する太郎さん。
コロナでツアーも学び舎も一時ストップしていましたが、その間にも世の中の価値観が変化し、太郎さんもスタッフも、時間を有効に使って、次に何をするか考えていたとのこと。
学び舎は現在幼児~中学生までですが、大人向け、おじいちゃんおばあちゃん向けのクラスも新設し生涯まなび続ける環境をつくっていくとのことです。
「知性」と「感性」のバランスが大事。知性は結論を導き出すことは得意だが、判断には感性が重要。感性を身に着けるには、自然との触れ合いが大きく寄与するようです。
経営面では学び舎は現在9年目。最初はエコツアーの収益を投入していたとのことですが、次第に参加者も増えてトントンのところまで来た、これからはもっと黒字を出していきたいとのこと。スタッフ全員が経営状態を把握し、給料も自分たちで話し合って決める、スタッフ選考も、当初は太郎さんがやっていたものの、現在はスタッフ全員で議論して決めるなど、主体的・民主的に運営されています。
そして、自分たちのありたい形をつくるために、公金には頼らないで独立自営でやる。同業者とはつながるけれど、つるまないで、独自のスタイルをつくってきたとのこと。太郎さんの哲学の一端を見た気がしました。
また今の教育は与えすぎで、学び舎ではむしろ子どもたちに「退屈を与える」ことを大事にしていて、そうすると子どもたちは自分たちで考え出し、面白い変化が起きるとのこと。
参加者からはたくさんの質問や意見が寄せられましたが、その一つに学校の中で先生が板挟みになり、まるで刑務所にいるようだとの意見もありました。太郎さんはそうした意見を受け止めつつ、「先生自身が幸せであることが大事。先生から仕事を取り上げて、自由な時間をあげることで、先生自身が生き生きする」と言ってらしたのが印象的でした。
コロナによる急激な社会変化に学校教育がなかなかついていけない中、学び舎の取り組みはますます社会の中で必要とされていくと感じました。