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2020.04.07

【開催速報】エンパワーライブ寺子屋#5 中島一嘉×山川勇一郎

※↑↑↑写真はつなラボ遠藤亮さんによるファシリテーショングラフィック

***エンパワーライブ寺子屋Vol.5開催しました!***

第5回のゲストは、福岡県八女市の中小企業の雄・AZUMAXグループの中島一嘉さんです。
先代が屋根板金業からはじまり、自らも職人の中島さんは「職人の社会的地位を向上させたい」というおもいで、太陽光施工に参入、高気密高断熱住宅リフォーム、地域新電力、スマート農業と事業を着実に広げてこられました。

人口6万2千人の八女市は毎年1000人ずつ人口が減少している。まさにどげんかせんといかん状態。
八女市に生まれ育った中島さんは、故郷八女市で「小さくてもいいから自分たちにできることをはじめていこう」と様々な挑戦を続けています。

このコロナでも工事部隊は全く変わらず動いているとのこと。
それでも30人以上の社員を抱え「怖くないですか?」との問いに中島さんは
中島一嘉はリーマンで一回死んだ。その時地域に生かされたと思っている。怖くない。」と言います。

朴訥とした語り口に、修羅場を乗り越えてきた人ならではの覚悟が見え、オンラインでも引き込まれました。

話題は必然的にエネルギーに。
毎年燃料代として地域の外に出ていくお金を算出し、それを地域内で作り出して地域で循環させることで、地域にお金を留める。
そのためのプラットフォームとして地域73社を巻き込んで作った地域新電力「八女エネルギー」は黒字化し、その余剰金を地域に還流させるフェーズに入っています。
「八女SDGs実行委員会」という組織を作って、地域の未来を描く中で、中島社長は「自分達では見えていないニーズ」があると言います。
リスクを取って自らが事業の先頭に立ちながら、様々な人の意見に耳を傾ける謙虚さ。それが様々な人を引き寄せるのだと感じました。

「農業は難しい。収量を安定させるには経験がものを言う。だったら経験ある農業者とつながればいい」
「農業を黒字化させたら、次は使っているエネルギーを脱炭素化する」
「クソジジイが夢を語ること。儲かる農業を創り上げることが大事」
と夢と現実を静かにただ情熱をもって語る中島さん。

参加者からは
「さらっと話されているが、地域で積み重ねられてきた信頼があってこそ」との意見も。

あっという間に1.5時間が終了しました。

来週は横浜青葉のローカルメディア・NPO森ノオト理事長の北原まどかさんです。。
➤➤➤申込はこちらからどうぞ。

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