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2020.03.01

【開催速報】エンパワーライブ寺子屋 #1 大津愛梨 × 山川勇一郎

※↑↑↑写真はつなラボ遠藤亮さんによるファシリテーショングラフィック


***エンパワーライブ寺子屋Vol.1開催しました!***

ゲストは南阿蘇で有機米と赤牛を生産しているO2 Farmの大津愛梨さんです。

彼女は「18年前に嫁に来た南阿蘇の百姓」と謙遜しつつ、全国の女性農家のネットワークNPO法人田舎のヒロインズの理事長であり、様々なプロジェクトの仕掛け人であり、18年間で15人も南阿蘇への移住を決断させた「変人」です。
多くの行政が数億の資金を投入してもなかなか実を結ばない移住政策ですが、その秘訣を聞くと、「まず自分が楽しむこと」「おススメしないこと」そして、「やってみてダメならやめればいい」

さらに彼女は留学先のドイツで農家がエネルギーも食も作ることで、国土を豊かにするとともに農家経営を安定化させている姿に感銘を受け、現在、自分の足元から再生可能エネルギー100%にするチャレンジを始めているとのことです(注:弊社でもRE100化の計画づくりのお手伝いさせてもらっています)

東日本、熊本地震、そして今回のコロナを通じて、暮らしや仕事が変わったかと言えば「全く変わっていない」が、世の中の変化のスピードは早まったと感じられると言います。

ほかにも熊本地震を機に子どもたちが全てを自分たちで決め生活をするキャンプを立ち上げたりと精力的に活動を続けています。そんな彼女ですが、新しいことを実行していると、田舎では出る杭として打たれるのでは?との問いには、しばし考えた後に、「どうしようもない」。「人を責めない、できることを淡々とやる」(もちろん、色々やられてきてのコメントですが)。答えにくい質問だったと思いますが、うーむ、深いです。

そんな彼女が今だからまなんでみたいことはなんと「予防医療」。デジタル依存症は今後益々問題になるであろう中、彼女がこれからどんなことを考え、実行していくのか興味津々です。

第一部終了後は参加者20人を交えて意見交換を行いました。

まず印象に残ったこと、続いて質問を出してもらい、たくさんの意見が出ました。
農業も林業も化石燃料をまき散らしているので、それをやめようというのは素晴らしい!都会に子どもを自由に放牧できるコモンズはない、などの感想や
子育てが終わった人が関わるような仕組みとしての田んぼガイドの可能性は?
日々の暮らしに埋没せずに全体や未来を見るためにどのように情報を得ているのか?
などなど、様々な角度からの意見が出ました。

都会に住んでいる人が多かったからか、都会と田舎の関係についての話も多くでましたが、コロナの前の世界が良かったかと言えば必ずしもそうではなく、戻りたいかと言えばそうではないことを再認識したとの意見もありました。

地に足の着いた彼女の生き方と、そこから発せされる言葉に参加したみなさんは一様に感銘を受けたようです。

90分のオンライン講座はあっという間に時間が過ぎ、皆で写真を撮って終了しました
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第2回のゲストは古田秘馬さんです。
「丸の内朝大学」「六本木農園」「UDON HOUSE」など数々のプロジェクトを手掛け、クラウドファンディングサービスCAMPFIRE、再生エネルギーの自然電力株式会社・顧問なども勤める、極めて多方面に社会で活躍する『変人』です。
彼の目に今の社会はどう映っているのか、今後どうなるのか、自分は何をしていきたいのか、など興味は尽きないです。今回同様、山川が彼の思考に切り込みます。

第2回はこちらからお申し込みください。


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